3/30/2010

教科書検定への疑問

時事通信社(3/30 17:03付)によれば、

文部科学省は30日、小学校で来春から使われる教科書を審査した2009年度検定の結果を発表した。学習内容を増やした新学習指導要領に対応する初の検定で、ページ数(申請段階、B5判換算)は現行教科書に比べ全教科平均で24.5%増加。特に理科は36.7%、算数は33.2%増えた。申請があったのは9教科148点で、すべてが合格した。
 来年4月から全面実施される新指導要領では理科、算数の授業時間が以前より各16%程度拡大したが、ページ数の増加はこれを上回った。学習内容を3割削減した現行指導要領の「ゆとり教育」から、完全に脱却することになる。(記事抜粋)


という。

今後、商業科目に関する教科書内容も増加傾向をみせると思うが、そもそも教科書検定そのものが文部科学省が定めた学習内容を踏まえていなければならないことということが大前提にある。

その定められた学習内容が無いと教科書検定を通過しないというのはよくわかる。しかしながら、定められた学習内容以外の内容を+α大幅に掲載してあっても検定を通過しない。

これは平等という名の束縛に他ならない。

最低限、定められた学習内容が網羅されていれば、教科書を作成する執筆者や出版社が重要であると思う内容を踏まえて特色を出してもいいのではないだろうか。

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