3/09/2010

明石城西高校の卒業式問題

私は学校側の見解と対応を支持したい。
毎日.jpの元記事は以下の通りである。

(ここから)
 兵庫県立明石城西高(同県明石市)が2月にあった卒業式に、頭髪が耳にかかっている卒業生の男子3人を、校務規定に違反しているとの理由で出席させなかったことが9日、わかった。学校側は「髪形については生徒全員に日々、指導しており、卒業式だからというものではない。こういう結果になったのは残念」と話している。
 同校によると、男子の髪形について「自然な状態で、襟や耳、まゆにかからない」などと「校務規定」で定めている。
 2月27日の卒業式当日、髪形の規定に違反しているとして、卒業生の男子4人を教室に待機させた。うち1人は式の直前に髪を切って式に出席したが、残りの3人は出席できず、教室で卒業証書を受け取ったという。
 同校は「卒業式までに髪形などの点検を受けるように指導したが、生徒は応じなかった」と説明。出席できなかった生徒の親1人からは不満が寄せられたという。
 県教委高校教育課は「入学以来、指導していることで、生徒、保護者の理解の下、進めてきた。卒業式に出席させなかったことは不適切な対応だとは考えていない」と話した。
(ここまで)

学校の対応に非は無い。世の中の流れが「穏便にしよう」としている。
特に高等学校になれば義務教育では無いのだから、嫌であれば進学する必要はない。

そもそも学校も"学びの場"である。
そして学校も"組織"に他ならない。
組織だから学校にだってルールがある。
それが校則である。

校則が嫌ならば最初から入学しなければいい訳だが、現行の学校制度の失敗点を挙げるとするならば、「校則をオープンにしていないため、学校選択の基準にならず、不透明な状況で生徒を入学させてしまう」ということである。

それを差し引いても3年間の中で生徒指導はしているはず。
私の中学の卒業式にも同じようなことがあった。長ラン、短ラン、ボンタン・・・。当時の先生方は校舎の入口に立って、そういった服装の同級生たちを追い返していた。

「最後だから有終の美くらい飾れ」

そんなことも言っていた。納得。

生徒の親1人からは不満が寄せられたと言うが、その親は何を考えているのだろう。
学校を責める前に、まず自分の子どもを躾できていない自分自身を責めるべきではないだろうか。

こう考えると、親たちは学校をどういう位置付けで見ているのか分らなくなる。

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