4/13/2010

嘉悦大学入学式における文部科学副大臣の言葉

4/3に嘉悦大学の入学式が行われた。
嘉悦大学の学長がカトカン先生(加藤寛千葉商科大学名誉学長)ということもあり、今年度は鈴木寛文部科学副大臣が祝辞を述べられた。

嘉悦大学のサイトには講演概要として鈴木副大臣の言葉が書いてあった。

これからの若い世代が何を心がけていけばいいのだろうか。そのキーワードとなるものは何なのか。「Communication(コミュニケーション)」「Collaboration(コラボレーション)」「Creation(クリエイション)」の3つCを提示したい。相互の意思疎通と円滑な連携を行い、感性やモノの見方が異なる人たちが協働し、そして新しい価値を創造していくことが重要だ。そんな「文化度」の高い世界を、時代をつくっていく努力をしてほしい。
【参考】http://www.kaetsu.ac.jp/10-04-13-01.html より一部抜粋


この概要を見て非常に驚いた。なぜならば、鈴木副大臣の提示した3つのCは、私が2005年以降ずっと主張し続けていたことそのままだったからである。公的なものとしては、次の3つで発表・執筆している。

(1)「地域とともに創る学生まちづくり:実践から学んだこと」第5回いちかわ・ユニバーシティ・フォーラム,2005.3.26,ペーパー発表,共同(小平歩実・山田善弘・濱野和人・澤田龍一),於:千葉商科大学国際会議場.
(2)「『子ども』というソーシャル・キャピタルの蓄積:千葉商科大学における政策と実践」日本教育社会学会第57回大会,2005.9.17,日本教育社会学会第57回大会発表要旨集録,pp215-216,口頭発表,共同(濱野和人・山田善弘),於:放送大学.
(3)「学社融合の過程に関する考察」千葉商科大学修士学位論文,2006.3.

実は、鈴木副大臣が提示したこの"3C"は、広義の意味における"まちづくり"に必要不可欠であり、このどれかひとつが欠けても成立しない。それは"まちづくり"が"ひとづくり"を根幹とするからである。当時私はこれを主張し、"3Cスパイラル"と名付けた。

私が主張していたということを知ってか知らずかは不明だが(知る訳はないだろうが)、5年の時を経て、まさか文部科学副大臣がこのような主張をしてくれるとは思わず、少し喜びを感じた。

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