1/18/2014

ゆとり教育と脱ゆとり教育のニュースより

昨日のこと。

某テレビ局で「今年センター入試を受ける生徒は例年以上に緊張している」というニュースを流し、その中で「ゆとり教育と脱ゆとり教育の差は教科書を見れば歴然…」的な話をしていた。
非常に説明の仕方が悪いと感じた。

教科書の厚さで分かるのは、『ゆとり教育で扱う内容の最大範囲』のみ。ゆとりだろうと非ゆとりだろうと教科書一冊の内容は全部やらないし、授業時数的にも全部はできない。

例えば、物凄いスピードでできるように取り組み、内容の80%をカバーする先生もいるだろうし、懇切丁寧にやって内容の60%をしっかり教え込む先生もいるだろう。学校によって…というより教員によって違う。

確かに円周率が"3.14"から"約3"に変わったり、台形の面積が教科書から消えているということは周知の事実なので、そういった点から見れば「見た目で判断できる」が、
このニュースの内容は教科書の厚さで説明したので、実際は「見た目だけでは判断できない」と言い返したくなった。

それと某アナウンサーが持っていたフリップに「1985年生まれが非ゆとり世代」と書いてあったがそれも間違い。少なくとも1985年生まれは週6日制と週5日制(週休2日制)の両方を経験している。

ちなみに私自身も…週6日制(月~土)⇒週6・週5日MIX(第2土曜休み)⇒週6・週5日MIX(第2・第4土曜休み)⇒週5日制(完全週休2日制)の全てを経験している。 

「教科書内容3割削減=ゆとり教育」と勘違いをしている人が世の中多過ぎだ…。

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